#5 防災ツールが続々登場

昨年の東日本の震災以降、防災意識が高まる中、Z-CARD™においても様々な防災関連ツールが誕生してきました。

ファミリーマートで3月から発売されているのが「災害時帰宅支援ポケットMAP」(Z-CARD™パスポートサイズ10パネルタイプ)です。昨年(2011年)の新語・流行語大賞でトップテンに選ばれていたのが「帰宅難民」という言葉でした。首都圏では東日本大震災や台風15号で多くの帰宅困難者が発生。公共交通機関がことごとく運休となるという事態が二度も起こり、必要性が高まって生まれたグッズだと言えるでしょう。因みに政府は帰宅距離が10kmを超える人を「帰宅困難者」と定義しています。

このMAPにはファミリーマート店舗をはじめとするコンビニや帰宅支援ステーション、広域避難所など、徒歩で帰宅する際に頼りとなる施設が地図上に掲載されています。

また、東急ハンズ名古屋店、ANNEX店では昨年末に「防災対策マニュアル」(Z-CARD™カードサイズ8パネルタイプ)が配布されました。名古屋中心部の地図に各種避難所や給水栓、帰宅困難時の注意点などが掲載されています。地元に根ざしたとてもありがたいサービスだと言えますね。

自治体の動向としては、福岡県筑紫野市湯町が「ゆまち防災・防犯マップ」(Z-CARD™パスポートサイズ6パネルタイプ)を作成しました。湯町は人口3,459人。福岡県の中央部、御笠川、那珂川、宝満川の分水嶺を有する平地にある小さな町です。この地においても防災意識が浸透していて、紙面には児童や老人にも優しい表現で避難マップや防災・防犯についての知識が掲載されています。この「ゆまち防災・防犯マップ」については地元のテレビ局がニュースで報道しました。(※1)

また、昨今では各企業体が独自の災害用のマニュアルを制作する時流となって来ているようです。各社各様に事業継続の対策を練っています。

日本は地震大国のみならず、地球環境の変化によって台風の直撃が増えたり、竜巻が発生したりと、身近に安全対策を意識せざるを得ない状況となっています。政府や自治体、企業、個人のレベルにいたるまで、その領域に応じた対策をしなければいけません。

首都圏または地方における防災対策も違います。山々谷々に応じた大雨や土砂災害への対策。津々浦々においての高潮や津波への対策などこれからも日本人の防災意識は高まるばかり。
Z-CARD™でもっと防災マニュアルの使用を促していきましょう。

(※1)「ゆまち防災・防犯マップ」のニュース映像はこちらからご覧になれます。

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