世界からミスが全部なくなれば、世界平和が訪れるかもしれません。
誤解がなくなれば、争いだってなくなるはず。平和を求める気持ちはオバマにだって負けませんから。
身近なことからはじめよう、というわけで、まずは「封入封緘作業」からミスをなくすための方策です。「連番」についてお話しいたします。
平成26年中にプライバシー事務局に付与事業者から報告された事故は、1,646件でした。前年の1,627件から若干増加したことになります。
原因の内訳は「紛失」(25.2%)、「メール誤送信」(18.5%)、「宛名間違い等」(17.1%)、「封入ミス」(16.7%)、などといった順番でした。
「封入ミス」は前年14.9%から上昇しています。
では、封入封緘作業の安全対策につきまして、
・まず準備といたしまして、プリントデータに連番を付けて頂くことをお願いいたします。
・当社がプリントデータを頂きましたら、連番をOCRのBフォントで印字いたします。封入封緘機の工程の中で、封入の後で宛名の窓をカメラで読み込み、データ化いたします。これにより「連番とばし」でアラートが出ます。この作業履歴のデータで後日に作業内容を確認することもできます。
封入封緘だけをして欲しいというご依頼もございます。その場合、連番をプリントして頂くことをお薦めいたします。また、当社内にて封入後にチェックができますように、件数表(納品種別ごとの件数)を一緒に頂くことを決まりとしております。ご理解を賜りまして、ご協力をよろしくお願いいたします。
大量処理には、用紙のシワ、断裁時のわずかなズレ、摩擦などの微妙な要因により、わずかながらも封入エラーが発生する可能性があります。
操作担当者の技術を向上させることも大切ですが、エラーが起きるという大前提の考え方により、エラーをいち早く発見するという仕組みが重要だと考えています。
今回は、「連番」により安全を高める方法を案内させていただきました。
大庭 克俊
株式会社コーユービジネス 神戸営業所
皆様の役に立つ情報を発信しようという企画がはじまり、「じゃあ、大庭からな」の一言でトップバッターとなりました。今回の情報が皆様のお役に立てれば、こんな嬉しいことはありません。