企業ブランディングにARを利用する
印刷物からデジタル体験へつなげるブランディング施策
子どもの頃、どんな職業に憧れていましたか。サッカー選手、宇宙飛行士、漫画家、歌手、医師。思い返してみると、その時代らしさや、その人らしさが少し見えてくるものです。
もちろん、大人になってから急に宇宙飛行士になるのは簡単ではありません。けれども、宇宙服を着たような写真を撮る、商品を使っている場面を疑似体験する、観光地にいるような臨場感を味わう。そうした「少し先の体験」を見せることは、今の販促やブランディングでも十分に可能です。
その方法のひとつがARです。印刷物にスマートフォンをかざす、QRコードから動画や特設ページへ誘導する、紙面とデジタルコンテンツを組み合わせる。こうした仕組みによって、紙面だけでは伝えきれない情報や印象を届けることができます。
ARやデジタル連携の目的は、単に目新しい仕掛けを加えることではありません。受け取った方が「見てみたい」「試してみたい」「人に話したい」と思える体験を、印刷物から自然につくることです。
1. ARとは
現実の上に、もうひとつの情報を重ねる技術
ARは「Augmented Reality」の略で、日本語では「拡張現実」と呼ばれます。スマートフォンやタブレットのカメラを通して見ている現実の風景に、画像、動画、音声、3D、リンクなどのデジタル情報を重ねて表示する技術です。
ただ、「拡張現実」と聞くと少し難しく感じるかもしれません。販促やブランディングの場面では、もっとシンプルに「紙面や現実の風景だけでは伝えきれない情報を、スマートフォン上で体験として見せる仕組み」と考えると想像しやすいかもしれません。
パンフレットに動画を重ねる。DMから限定コンテンツへ誘導する。観光マップから現地の紹介動画を見せる。こうした「紙面の続き」を見せられることが、ARやデジタル連携の面白さです。
2. 印刷物とAR・デジタル体験の相性
紙は、体験への入口になる
Web広告やSNS広告は、表示されてもすぐに流れていくことがあります。一方で、DM、パンフレット、チラシ、カード、観光マップなどの印刷物は、手元に残り、あとから見返される可能性があります。
その印刷物にデジタルへの導線を加えると、紙面は単なる案内ではなく、体験の入口になります。商品の使い方、制作背景、社員の声、イベントの様子、ブランドストーリーなどを動画やWebページで見せることで、読み手の理解だけでなく印象にも残りやすくなります。
印刷物の強み
手元に残る、一覧性がある、配布対象を絞りやすい、保管されやすいという特長があります。
デジタルの強み
動画、音声、更新情報、フォーム、効果測定など、紙面だけでは難しい情報提供ができます。
紙面にすべてを詰め込むのではなく、印刷物では興味を持ってもらい、詳しい情報や体験はデジタル側で見せる。この役割分担ができると、販促物の見せ方に広がりが出ます。
3. 企業ブランディングでの活用アイデア
商品・採用・イベントなど、雰囲気を伝えたい場面で使いやすい
ARやデジタル連携は、単に「すごい」と思わせるための仕掛けではありません。文字や写真だけでは伝わりにくい空気感、使い方、人の声、臨場感を届けるために活用できます。
商品カタログ
商品写真から、使い方動画、設置イメージ、比較ページなどへ誘導できます。
DM・キャンペーン
受け取った方限定の動画、応募フォーム、特典ページへつなげることで、反応を促しやすくなります。
採用パンフレット
社員インタビュー、職場紹介、1日の仕事の流れなどを動画で見せることで、会社の雰囲気を伝えやすくなります。
観光マップ
地図上のスポットから、紹介動画、音声ガイド、周辺情報、スタンプラリー企画へ展開できます。
展示会ツール
配布資料から製品紹介動画や商談予約フォームへ誘導し、展示会後の接点づくりに活用できます。
周年・記念ツール
会社の沿革、代表メッセージ、過去の写真、記念動画などを組み合わせ、ブランドの背景を伝えられます。
4. 企画時に確認したいこと
「面白そう」だけで始めないことが大切
ARやデジタル連携は、企画として目を引きやすい一方で、利用者にひと手間をお願いする施策でもあります。読み取り方法がわかりにくい、見られる内容に魅力がない、スマートフォンで見づらいといった状態では、せっかくの仕掛けが十分に使われないまま終わってしまいます。
そのため、技術そのものよりも「誰に、何を見せ、どのような行動につなげたいのか」を先に整理することが重要です。
- 読み取り方法が紙面上でわかりやすいか
- 表示される内容に見る理由があるか
- スマートフォンで見やすい表示になっているか
- 紙面の目的とデジタル導線がつながっているか
- コンテンツの公開期限を管理できるか
- 問い合わせや応募などの次の行動につながるか
重要なのは、読み手に「わざわざ読み取る価値がある」と感じてもらうことです。紙面の補足ではなく、紙面から続く体験として設計すると、印象に残りやすくなります。
5. 制作時の考え方
印刷物の役割を決めてから、デジタル導線を設計する
企業ブランディングに活用する場合、最初に決めるべきことは「どの技術を使うか」ではありません。誰に、何を伝え、どのような印象を残したいのかを明確にすることが重要です。
そのうえで、紙面で伝える情報、スマートフォンで見せる情報、問い合わせや応募につなげる情報を分けて設計します。印刷物とデジタルを別々に考えるのではなく、ひとつの流れとして考えてみましょう。
目的を決める
認知拡大、商品理解、採用応募、来場促進など、施策の目的を明確にします。
紙面の役割を決める
印刷物で伝える情報と、デジタル側へ誘導する情報を整理します。
導線を設計する
QRコード、URL、動画、LP、Webコンテンツなど、利用者に合った方法を選びます。
公開後の運用を決める
コンテンツの更新、公開期限、効果測定、問い合わせ導線まで確認します。
印刷物とデジタルを組み合わせた販促企画なら
紙面設計から印刷・発送まで、目的に合わせてご提案します
当社では、DM、パンフレット、チラシ、カード、観光マップなど、用途に応じた印刷物の制作に対応しています。印刷物にQRコードやWebページへの導線を組み合わせることで、紙面だけでは伝えきれない情報を届けることができます。
印刷物を活用した販促では、紙面デザイン、読み取り導線、掲載情報、発送後の反応まで見据えて設計することが重要です。販促物や案内物の制作段階から、お気軽にご相談ください。
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