カウントダウン開始、どうなる!マイナンバー

いよいよ、近づいてきましたね。
タイムリミットのハラハラ感がたまらないですね。

こんなドキドキって、よくあるじゃないですか。
悪党の親玉のオフィスに潜入し、PCの中についに証拠のデータを見つけて、フラッシュメモリにダウンロード。と、廊下の先のエレベータがチンと鳴って、部屋の主が帰ってくる。まだダウンロードが途中なのに、どうなるの。人影はもう、廊下を歩いて来る。部屋の扉を開けようとする。ダウンロードは進まない。壁のスイッチに主の手が伸びて、部屋の明かりが点いたら。
っていう、タイムリミット型のサスペンス。
何回使い回すのっていうくらい、ドラマや映画で繰り返し観る設定ですよね。
こんなに使うとパンツだったら、ゴムが伸びきっちゃってます。
でも、解っていてもハラハラさせられる自分がいることも、悔しいけど事実なのです。
ということは、ゴムはまだ伸びきっていない状態?
まだ履けるということなの?

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履ける、履けないは、置いといて、
ってかとりあえず履いておいて。

国民へのマイナンバーの通知カードの配布は10月から。
奴はもう、廊下の途中まで来ているってこと。
世間の皆様は、そして日本は間に合うのでしょうか?

株式会社帝国データバンクが2015年4月に行った調査(調査対象:全国2万3,211社)では、「対応は完了した」は0.4%。「対応中」は18.7%。
進捗率は平均8.9%だそうです。
全国約412万社の企業だと、約333万社が何も対応していないということになりますよ。
相当ケッコウなハラハラ感です。

333万社に響かせるには、どうしましょうか。
テレビなどのマスメディアで、地震速報レベルぐらいに強引に、緊急テロップ「マイナンバー配布まで3ヶ月」っていう告知で、政府の本気を伝えないと。まず、必死さが伝わってこないとね。
マイナちゃん(うさぎのキャラクター)のソフトなイメージキャラクターを登場させている場合じゃないです。お尻に火がついたマイナちゃんが走り回るくらいじゃなきゃダメ、今はそんな状況なはずでしょう。

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何から手をつければ良いかすら、わからないという企業も多いようです。

まずは
・ 運用ルールの検討・決定
・ 就業規則の改定
・ 収集方法の検討・準備
・ 保管方法・廃棄方法の検討
・ 情報漏洩の対策
・ 従業員へのアナウンス
といったところでしょうか。
また、従業員の教育や、規模に応じてシステムの改修も必要となります。

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サスペンスドラマには、必ず主役の邪魔をする悪役が登場しますよね。
マイナちゃんに化けた悪いタヌキ。
間違いなく登場してくるのが、収集代行会社になりすます犯罪者。
マイナンバーに精通された方の話では、社会保険労務士になりすまして、近づいて来る可能性が大いにあるそうです。

残された時間は短くても決して焦らないで、委託するんだったら相手を慎重に見定めて、契約をしっかりと交わした上で委託しなければいけません。
これも、政府が事前に公共広告で情報を発信すべきでしょう。
やっぱり、タヌキかな、キャラクターは。「油断大敵、抜き取りタヌキ」ってドロンと消えるっと。「社保士と偽っても、タヌキかも。公共広告機構」ってスーパーインポーズ。「エーシー♪」ってサウンド。
まあ、ここまで企画を詰めておいてあげましょうね。

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財務省のホームページを見てみると、最も早く番号制度を導入したのは、イギリス(1961年)のようです。
「すべての人々の疫病を予防かつ治療する」という目的で国民保険制度が導入されたのが1948年。その後、これに番号付けをするようになりました。
1960年代といえば、植民地が次々と独立して、経済も停滞、国民の勤労意欲が消失、英国病といわれていた最悪の時。まさに大国の興亡。
無料で医療を受けることができる国民保険法が起死回生の策(医療用語でうまく言いたければカンフル剤ね)。

その後、「国民IDカード法」が2006年に成立したものの、2010年には人権侵害にあたるとして、廃止が決定されました。
ちなみに、ジョージ・オーウェルが「1984年」(ハヤカワ文庫)を発表して、管理社会の恐怖を示したのが1949年。1998年には「英語で書かれた20世紀の小説ベスト100」に選ばれ、2001年には「史上最高の文学100」に選ばれています。
ディストピアな管理社会は「悪」という認識が世界に拡散していった時代でもありました。
背景には冷戦下もありましたしね。

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韓国は「住民登録番号」が1968年から施行されています。
「住民登録番号」導入の一番の目的は北朝鮮のスパイ活動の対策のために、国民を特定することでした。軍事的緊張感の高まっていた時ですね。

2010年に国連の「世界電子政府ランキング1位」に選ばれたのも、この運用の成果。
しかし、喜びもつかの間、一般企業が「住民登録番号」を扱ったことからほころびが生じました。

「住民登録番号」を大量に保有する企業が足元をすくわれたんです。
2014年1月、クレジット会社3社、KB国民カード、ロッテカード、NH農協カードの1億3,000件の顧客情報が漏洩。この3社が利用していたシステム会社の非正規職員が盗んで、ブローカーに売却しました。
漏洩した内容は、住民登録番号、氏名、住所、自宅電話番号、携帯電話番号、勤務先名、役職名、クレジットカード使用可能額、金融信用等級、決済口座番号など。
国民のカード利用者の90%以上の情報が漏洩されたと言われています。

日本は他山の石を以って、玉を攻む(おさむ)べきですね。

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官庁であれ企業であれ、たった一人の不注意や悪意で全てが崩壊するんだもの。
今は後には引けねえわけで、やるんだったら、ここはひとつ日本人の「和を尊しとする」ってぇやつで、乗り切るしかござんせん。(威勢を出すための江戸っ子です)
「一丸となる」という日本民族のアイデンティティを生かすべき時が来ているようです。

今こそ、ふんどしの紐をぎゅうって結び直す時だと思います。頑張れニッポン。

(えー、「パンツのゴム」に始まり「ふんどし」で締めるなど、下劣極まりないまとめ方となりましたことは、決して企業の意向ではなく、筆者の品性からのみ発したものであり、誠に申し訳ございませんでした、って最後にテロップ入れといてくれます。)

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なお、マイナンバーのご準備でご相談がございましたら、当社の営業担当者へお声をおかけください。営業担当者がもし、タヌキのような顔をしていたと致しましても、決してタヌキではございませんので、あしからず。