専門用語集

データプリント業務の用語には少し分かりづらい言葉が数多くあります。
ここでは、初めての方にも分かりやすく解説いたします。

ISO27001(ISMS認証)(アイエスオー27001)

企業がISO27001に準拠し、セキュリティ対策を徹底していることを証明するために、第三者機関が認定する仕組みとして、「ISMS適合性評価制度」という制度があります。

「ISO27001」は情報セキュリティに関する国際規格の1つです。
その取り組みの仕組みが「情報セキュリティマネジメントシステム」です。

情報セキュリティに対する対策として、IT企業だけでなく、顧客情報を取り扱う企業で実施されているのが特徴です。
日本情報経済社会推進協会が認定した第三者機関が審査します。
情報セキュリティに関するルールが整備および実施されていることを確認するため、3年に1度継続的に審査を受け続けることになります。

プライバシーマークが個人情報に特化し対象としていますが、ISO27001(ISMS認証)は、全ての情報資産が対象となります。

e-文書(電子的に保存された文書)(イーブンショ)

e-文書には、2つの種類があります。

電子文書:パソコン上のソフトで作った文書。
電子化文書:紙の文書からスキャナでイメージにして電子的に保存する文書。
電子化された文書には、電子署名やタイムスタンプが必要なものがあります。

インデックス(index)

インデックスの本来の意味は「索引」「見出し」。
データベースでは、格納されたデータをより早く検索するための索引データのこと。

SEO用語では、WEBページのデータを検索エンジンのデータベースに登録すること。
(「インデクサ」と呼ばれるプログラムで変換されたデータがインデックス化されます)

音引き(オンビキ)

みなさまは、音を伸ばす記号「ー」をどう呼びますか?
これをコトバにする場面は、あまり無いかもしれませんね。
当社の場合、電話で社名・コーユービジネスを伝える時に「コで伸ばして、ユで伸ばして」とか言ったりします。

伸ばし棒と呼ぶ人もいますが、
正式名称は「長音符」。
印刷業界では「音引き(おんびき)」と言います。

外来語を正確に記すために工夫された記号だそうで蘭学者たちが使用していたとか。
1715年、新井白石は「西洋記聞」でイタリア人宣教師の名を「シローテ」と表記しました。

白石は「ヨハンバツテイスタ物語」では「アリツテメ引テイカ」など「引」の漢字を長音符に利用。
やがて「引」の漢字から「弓」が省略されて「|」だけが残ったのだろうと推理されています。

エレベータ、プリンタ、コンピュータ、サーバ、ユーザなど長音符を付けるか否かは、業界や分野などで判断が違います。

工業分野では、付けないという慣習があり、テクニカルコミュニケーター協会では付けるとし、JIS規格では、3音以上の場合は、付けないとされています。