専門用語集

データプリント業務の用語には少し分かりづらい言葉が数多くあります。
ここでは、初めての方にも分かりやすく解説いたします。

名寄せ(なよせ)・名寄せ処理

本来、名寄せとは、言葉の通りに名前を元にまとめるという意味ですが、
業界によって「名寄せ」の意味や方法には違いがあります。

ここでは、データプリントに関わる「名寄せ」について解説します。
例えば、請求明細書のプリント業務では、得意先ごとに明細書の枚数が変わります。
1枚の明細書で済む得意先もあれば、複数枚にわたる得意先もあるからです。
封入枚数が不規則に変化する状態での機械封入は、とても難しい処理です。
請求明細書の封入作業では、用紙の隅にプリントされたバーコードを機械が読み取ることで、封入機がまとめながら封入処理を行います。

この方法により、封入機での処理の方が人の手で行う処理よりも正確で安全となりました。

「名寄せ処理」の寄せ方(まとめ方)としては、
・事業主名でまとめる
・世帯主名でまとめる
・個人名にまとめる
といった方法があります。

入稿(にゅうこう)

原稿が版下制作やデザイン制作の現場へ入ってくることです。

「稿」という漢字は、下書きという意味を持ちます。
お客様が作成した「原稿」、デザイナーが作成した「ラフ原稿」などに「稿」が使われます。

そして、「入校」という言葉が印刷関連で使用することは、まずありません。
ちなみに、「入校」の正しい意味は、「入学すること」です。

念校(ねんこう)

校了後に再度内容確認する作業。

のど

本、冊子、製本の用語。書籍の中央の綴られている辺りを「ノド」と呼びます。

これは、どの文献を調べても、語源が分からないとされています。

学者の人たちは、頭が良すぎるのです。
ところが単細胞の私は、すぐに判ります。

説明しましょう。
では一度、頭の中の書籍を閉じてください。
背表紙が奥になるように90度回転させます。
手前からページの中程をゆっくりと持ち上げて縦に開きます。

カバが口を開くように、
あるいはワニが口を開くように見えますよね。

ワニの口を覗き込んで、一番奥に見えるのは、
「ノド」なのです。

たまに、単細胞で良かったと思える日が来るのです。