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#6 竜巻の防災にZ-CARD®は有効か?

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※本記事は、2012年当時に配信したメールマガジンを、ホームページ掲載用に一部表現を整えたものです。

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今年5月、茨城県つくば市や栃木県の数カ所で竜巻が発生しました。
巨大な竜巻が住宅地を襲う光景がテレビなどで報道され、日本国内での出来事として、大きな衝撃を受けた方も多かったのではないでしょうか。

竜巻は近年、目にする機会が増え、被害も大きくなっているように感じられます。
つくば市などが襲われた際の建物被害は、2,200棟近くに及んだそうです。

一方で、携帯電話やデジタルカメラなど、撮影・記録できる機器の普及によって、竜巻の映像を目にする機会が増えたため、発生が増加しているように感じられるだけだという見解もあります。

それに対して、地球温暖化により大気中の水蒸気が増え、積乱雲の発生が増加することで、竜巻が発生しやすくなっている、今後もさらに増える可能性があると分析する専門家もおられます。

竜巻が発生する原因は、寒気と暖気が衝突する前線に沿って対流性の降雨が多いこと、低気圧と高気圧の交互通過などで気流が回転しやすくなること、だそうです。
日本でも、こうした条件が重なる場合があります。

防災意識が高まる中、今後の対策が必要となるわけですが、竜巻に関する具体的な防災マニュアル等は、まだ十分に浸透しているとは言いにくいのが現状です。

Z-CARD®は、これまでも地震などの防災ツールとして役立ってきました。
同様に、竜巻防災においてもZ-CARD®は有効なのでしょうか。

防災には、効果的なコンテンツのパターンがあります。

災害のメカニズムを知り、関心を高める。
過去の事例を見ることで被害の実態を知り、防災の必要性を実感する。
適切な防災対策を学び、準備する。
危険性の高い場所を知る。
発災時に迷わず行動できるようにしておく。

Z-CARD®は、これらの記載項目に則して作成されてきました。

竜巻の場合の一番の問題は、近年研究が進められている分野であり、1990年以前の確認できる資料が十分ではないため、そのメカニズムがまだ十分に解明されていないこと、また予測の方法がまだ確立しきれていないことです。

気象庁では、竜巻発生確度ナウキャストで竜巻発生の可能性が高い地域を発表しています。
また、観測体制を強化するために「気象ドップラーレーダー」という装置を配備しています。

これは、風に流される降水粒子から反射される電波を測定できる装置です。
近づく速度が速い粒子と、遠ざかる速度が速い粒子が近接している時に、渦が存在することになります。

こうした最新機器を使用しても、現在の捕捉率は22%だそうです。
そのため、日頃からの注意と、気象情報の確認が重要になります。

発達した積乱雲が近づく兆しとしては、次のようなものがあります。

真っ黒い雲が近づき、周囲が急に暗くなる。
雷鳴が聞こえたり、雷光が見えたりする。
ヒヤリとした冷たい風が吹き始める。
大粒の雨や雹(ひょう)が降り出す。

さらに、竜巻が迫ってきた時には、次のような兆候が見られることがあります。

雲の底から地上に伸びる漏斗状の雲が見える。
飛散物が筒状に舞い上がるのを見る。
ゴーという音が聞こえる。
気圧の変化で耳に異常を感じる。

こうした注意点を普段から喚起し、いざという時の行動につなげる目的には、携帯しやすく、必要な情報を分かりやすく整理できるZ-CARD®が、有効な手段の一つになると考えられます。