お役立ち情報 #34 重要なデータの安全な通信方法は

重要なデータの安全な通信方法は

メールの送信ボタンを押して「あ〜!」っていう経験はありませんか?。
慎重なあなたなら、まだ無いかも知れませんが、世の中の多くの人が経験しているようです。 メールは身近で手軽なのですが、意外と危険なツールです。

あっ!という経験

 
誤送信をしなくても、送信時や受信時に盗聴されることがあります。(メールでも「盗聴」って言うんですね)
ネットワークに流れるパケットを捉える悪人御用達ツールがいくらでも存在します。
 
また、メールでは送信できない大きなファイルだとCD・DVD・スマートデバイスなどがありますが、これも紛失や盗難で「あ〜!」っていうことになったり。要注意が必要です。
 
そこで、通信を使う方法が考えられます。重要なデータを安全に相手に送信する方法、またはメールで添付できない大きなデータを送信するための幾つかの方法があります。
 
大きく分類しますと 

    • 専用回線で双方をつなぐ(各通信業社が提供)

 

    • 1対1のホスト間でファイル転送システムを利用する(HULFT、全銀TCP/IP手順など)

 

    • ファイル転送システム(一定期間でデータは消滅、それまでにダウンロード)

 

  • オンラインストレージ(インターネット上のボリュームを共有)
 
といったサービスがあります。
 
さて、今回は「ファイル転送システム」について、ご紹介いたします。
インターネット上のサービスは、特に最近になって増えているように思います。
 
[選定のポイントは] 

    • 送受信時に通信が暗号化されて、データが守られているか?

 

    • サーバ上でファイルが暗号化されていて、データが守られているか?

 

    • 送信できる容量

 

    • 利用規約の確認

 

  • 社内承認

ポイントです

 

サービス名称運営会社安全性 (通信ファイル容量費用
クリプト便NRIセキュアテクノロジーズSSL暗号化通信
AESファイル暗号化・情報セキュリティ格付けにおいて、SaaSとして最高レベルの「AAAis」を取得
2GB有料
HULFTセゾン情報システムズファイル転送の基本は、1対1のホスト同士・秘密キーで暗号・複合化する共通鍵方式・AESファイル暗号化 有料
JP1/Data Highway日立製作所多重転送
SSL暗号化通信
 有料
活文 Accelerated File Transfer日立ソリューションズSSL暗号化通信50GB有料
@TovasコクヨSSL暗号化通信50MB有料
eTransporterNSDビジネスイノベーションSSL暗号化通信・自動暗号化(ZIP形式)4GB有料
GigaCC ASP/OFFICE日本ワムネットSSL暗号化通信1GB有料
SilverBullet for File MessengerSkeedSSBPとHTTP/HTTPS転送の選択が可能2GB有料
Smooth FileクラウドプロットSSL暗号化通信 ・AESファイル暗号化5GB有料
宅ふぁいる便エルネットSSL暗号化通信300MB100Mまで無料
sDropパワーメディアSSL暗号化通信 300MB無料
DropjiffyDropjiffySSL暗号化通信200MB無料
データ便データ復旧センターSSL暗号化通信2GB300Mまで無料
firestorageロジックファクトリーSSL暗号化通信は有料版4GB250MBまで無料
FileMailFilemail AS.SSL暗号化通信は有料版50GB無料
おくりん坊ビット・パークSSL暗号化通信は有料版40GB250MBまで無料
FilePost(ファイルポスト)file postなし2GB無料
ラクスルBOXラクスルパスワード保護・ウィルスチェック機能2GB無料
tenpuイノベーター・ジャパンなし2GB無料
BitSendビットセンドAESファイル暗号化容量無制限無料
ファイルくんファイルくんなし50MB無料
FileQリソナルなし1GB無料
sakuttoこりっちなし10GB無料
Cubeファイル便キューブ・ソフトなし1GB無料
UP300.netメディアライブラリーなし1GB無料

 

ご覧の通り、当然ながら有料版の方が安全なサービスとなっています。便利なツールだけに、サービスの提供会社や利用規約をしっかりご確認された上で、ご利用されることが大事です。

 

 

 

益田 直幸

 

株式会社コーユービジネス 営業開発部

 

メールが一般的に利用されるようになったのは、ここ10年くらいでしょうか?使い始めた頃はよくわからなくて、文章を記述している途中で、送信ボタンを押して、「あ〜!」とか。BCCにするべき宛先をCCに設定して、「あ〜!」とか。なんか「あ〜!」ばかりでしたね。皆様はいかがでしたか?

 

「NRIセキュアテクノロジーズ」、 「クリプト便」は、. 株式会社野村総合研究所の商標または登録商標です。

「HULFT」、その他「HULFT」関連製品は、株式会社セゾン情報システムズの登録 商標または商標です。

「JP1」は、株式会社 日立製作所の商標または登録商標です。

「活文」は、株式会社日立ソリューションズの登録商標です。

「@Tovas」 は、コクヨ株式会社の登録商標 です。

「eTransporter」は、株式会社NSDの登録商標です。

「Smooth File(R)」は、プロット社の登録商標です。

「宅ふぁいる便」は株式会社オージス総研の登録商標です。

「データ便」は株式会社データ復旧センターの登録商標です。

「firestorage」はロジックファクトリー株式会社の商標登録です